私の黒猫を可愛がって・・・

公共の場などでエイチな画像を消したい時⇒

車窓の中を街の食卓の光・光がゆっくりと流れ消えてゆく。

これら全てにそれぞれの家庭が有り、それぞれの幸福があるのかな・・・・・

ふと思う。

「紗也可綺麗だったな・・・・・・・・」

高校時代は目立たない地味な女の子に過ぎなかった。 いつも教室の椅子に座ったままで、持ってきている小説本を読んでいたっけ。 それもダサいメガネを掛けて。

私はといえばスクールカーストの上辺に居て、いつも周囲に綺羅びやかに明るさを振りまいていた。

「彼に・・・・・・・」

大学時代の彼氏がつまらなく感じられ26歳で別れてから、仕事が楽しくなっていたのもあってひたすら職務に邁進してきた。 スタイリストとして独り立ちも出来て、今ではテレビ局にさえ出入りするほどになれている。 何の不満があるだろう。

なのに・・・・・・・

彼と別れたからだろうか。 特に恋に、結婚に焦りや願望など感じては居なかったが、何かふと魔が差してiPhoneでTinderを開いてみたのだ。

素敵な男たち。 様々な彩りを持った男たち。 みんなが凛々花に夢中になった。

くびれたウェスト、 スラッとした長く白い脚、すべらかでそれでいて吸い付くような肌、

そして豊かな胸。

中にはストーカーまがいのことをする男さえいた。

「彼に・・・・・・・・・・」

その中でも ーーーーー

哲哉と言った。 本名かどうかは知らない。

あの腕、 分厚い胸板、 熱い唇、

・・・・・・・そして自在に動くあの指、そして舌・・・・・・・

頭上に腕を上げゆるく縛られ、恥ずかしいのに脇まで舌を這わされ、目隠しまでされて 無情にも声を出すまで嬲られる・・・・

とりわけ凛々花を夢中にさせたのはその長い髪だった。

口唇が凛々花の身体を這うごとに、後を追うようにサラサラと凛々花の肌を優しく、そして強烈に刺激してゆくその穂先。 血の底から沸き上がるような快感に凛々花はその身を慄かせた。

「だめなのに・・・・・」

いけないと解っているのに、口からは大きな声が漏れてしまう。

「いいよ」

哲哉はそう言う。

「我慢しなくていいよ。 大きな声を出しな。」

そして凛々花はまた、果てしなく乱れていくのだ


上階のマンションの扉を開けると「ただいま。」と声をかける。

いつからだろう、帰った時に言葉を発するようになったのは。

誰が聞いているでも無いというのに。

大きな荷物の束をリビングのテーブルに置くと、まだ酔いの残った頭で明日の予定について思いを巡らせる。 日常。 変わらない日常。

充実してはいたが、いつの時かその心の中に小さなわだかまりが顔を覗かせるようになっていた。

ふと自分の手が目にとまる。 34歳の手。 

働いてきた手だな。

ふと思う。

もう何年男に抱かれていないだろう。

30を越えたあたりから明らかにマッチする機会が減った。 それならそれで、さして気にしてはいなかったし、特に寂しさを感じるでもなかった。 仕事は充実していて、楽しくもあった。

「彼に・・・・・・・・・」

紗也可の夫になる男性は長い髪をしていた。

そう、まるであの男のように。

身体を這うムカデのようなあの穂先。

凛々花はいつしか疼きを感じ、体の芯が熱くなるのを自覚する。

「彼は・・・・どんなふうに紗也可を愛するのかな・・・・・・」

ふと口をついてそんな言葉が出る。

あの指で。

あの口で。

そっと胸の膨らみに触れる。

もうとても熱く愛撫を待っているそのトガリ。

「はぁ・・」

思わず息が漏れる。

強くつねる。

「あ・・・あぁ・・・・」

もうずっと触れられることを欲している。

ここも、

そしてこことはちがうトコロも、

凛々花はもう、自分の心に従って、乱暴にドレスを剥ぎ取ってゆく。

夜のパーティーに合わせたインフォーマルな薄縹色のドレス。 清楚さをまとった女が今、情念の虜となって貞潔を剥ぎ取ってゆく。

「・・・・早く・・・・・あぁ・・・・もっと早く・・・・」

ローズピンクで揃えたアンダーウェアが眼に入る。

そして思い知る。

そうだ。 全く期待していなかったなんて嘘なのだ。 私は、私は誰かに選ばれることを望んでいた。 今日。

その想いが、決意が、下着にはありありと表れてしまっていた。

もう我慢をすることが出来ない・・・・・・・・

ドレスをはだけるのもそこそこに、凛々花は熱く濡れたそこに手を這わす。

熱く、  熱く、興奮で泥濘むそこ・・・・・

「あぁ・・・・そうよ・・・・もっとこうしていたかった・・・・・」

熱く膨らんだトガリに愛の液体を塗りつけて入念に愛すると、もっと・・・もっとと膣の口が愛を垂らす。

「ドレスが・・・・・よごれちゃう・・・・・・・ん!・・・・・」

急に強い刺激が加えられ、思わず凛々花の口を突きのけぞり首を振る。

たまらずうつ伏せのようになり、ソファーにおのの胸のトガリを擦り付ける。

「ああ・・・・いま・・・・アレをされてる・・・・・・」

それは哲哉がいつも凛々花をいじめ抜く焦らし方だった。

膣の口周りをゆっくりなで、触れるか触れないかでクチビルを弾く。

「あ・・・・・・はぅ!・・・・・・」

そしてついに、その指がまるで男の象徴である体の一部のように、凛々花のクチビルに穿たれる。

濡れた大きな音を立て、凌辱されていく愛らしいくちびる・・・・・

まるで   乱暴に犯すように。

「!いやらしい音!・・・・・私ははしたない女じゃないのに・・・・いけないのに・・・・」

そう口に出して言うと一層興奮が掻き立てられるよう

もっとこうしていたかった・・・・・・

もうっとこうされていたかった・・・・・・

もどかしさから出し入れすると、それと呼応するように快感の波が沸き起こる。

もう今では胸のトガリを捻りあげながら快感の波に翻弄されている。

まるでクスリでもキメてよがり狂うメスのように。

「ああ・・・ああ・・・・・いいわ!・・・・いいのよ!・・・・・」

さざ波だった快楽の波は、今では嵐に荒れ狂う大海のよう。

そして・・・・・・・

「!!!んn!!!」

ひときわ突き上がるような高い声を上げ、凛々花の頭は白く弾ける

絶叫を堪えるあまり、体内に響き渡る絶頂の衝撃  その繰り返し押し寄せる高まりに気が遠くなってゆく・・・


全てが終わった無闇に広い部屋の中で、独りぼう・・・っとした頭で思う。

それでも・・・・・・・自分は自分を好きでいよう。 自分だけは自分自身の味方でいよう・・・・・

いつか彼に囁いた言葉。

[私のChat Noir(黒猫)をかわいがって・・・・」

それはいつもの彼を奮い立たせる魔法の言葉・・・・・・・

今夜もそう、    今夜もまた・・・・・・・・

自分に囁き、魔法をかける。

「 私の黒猫を可愛がって・・・・・・ 」

--- period. ---

コメント

タイトルとURLをコピーしました